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TOKYO MOTOR SHOW 2011 メモ

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Posted in Lab. By 松尾 博周

松尾です。昨日、東京モーターショー2011に行ってきました。10年ぶり位だったのですが、今回気になったのは併設された展示のシンポジウムが気になったからです。その展示は「SMART MOBILITY CITY」。元々IT技術とモビリティは非常に愛称が良いと考えてます。その理由はいくつかありますが、いつでもどこでもインターネットなユビキタスを考える際に、現実観点から障害になるのは電源です。そうした中、車は移動する電源と考える事ができるからです。

シンポジウムの情報
http://www.tokyo-motorshow.com/ticket/enter.html

気になった言葉を拾ってきたので、羅列していきます。

●基調講演 HONDA
HONDAはインターナビと言うカーナビから拾った位置データ(プローブカーデータと言うらしいです)を集約し分析する仕組みを持っています。その紹介が中心でした。
http://www.honda.co.jp/internavi/

・行政への貢献事例として、急ブレーキが多く検地される場所の木を伐採し視界を向上させた。
・震度5以上の地震を感知するとGPS情報を登録者にメールする仕組みを提供。
・ITS-JAPAN主導で震災時に他の同様の取り組みをしているメーカーとGoogle社と共同で、通行止め情報を公開した。
・車に津波情報を配信した。

→ 後で確認したところ携帯なりをつないでいる場合に出るようです。でもそれだとちょっと遅そうな気もします。不特定多数に一気に渡したいデータは、TVの電波でも使って流してもらった方がいい気もしますね。

更に今後は情報のより良い共有を目指し、2012年からdotsプロジェクトを開始する。

→ おそらくは個人を特定しないプローブカーデータをビジュアル表現などにつなげる事ができるようなAPIが提供されるという話のようです。どの位の種類のデータが取れるのか分かりませんが、加速とかブレーキとかも取れるんだとするとちょっと楽しいですね。

●無人車の紹介 Google

車にコンピューターを与えるという発想ではなく、コンピューターにモビリティで発想している。

→ 良い話だなと思いました。

Googleが得意なのはイノベーション。社会的により大きく技術的な課題にチャレンジする。

→ かっこいい。

Google Car teamは2009年にできた。無人車を進化させている。

→ まとめている人がいました。
http://www.konure.com/it/2010/10/google-13.html
http://jp.autoblog.com/2011/10/25/googles-next-driverless-car-goal-1-000-000-miles/

事故の90%はヒューマンエラー。Google社は「車のサービス」を提供しようとしている。

→ タクシー運転手ピンチ。

テストコースを走らせる場合、人間より一秒程度早い結果を出している。

→ 映像を見ましたが結構なスピードで走っていました。途中日本だったら絶対その表現をしないなと思ったのが、「ジョギングしている人を引かないテスト」と言いながら、ジョギングしている人の横を走っている映像を見せてくれました。ちゃんとよけています。これ犬とか、ネズミとかだとどうなるんだろう。

ネバダ州で無人車に関する法案が通過している。nevada ab-511。

→ なんと公道を走るお墨付きを既に得ているようです。この辺アメリカってすごいですね。
http://www.gizmodo.jp/2011/06/post_8989.html

印象に残ったのは、何度か出てきた「Improve people lives」という言葉。
最近のネットはこの視点が欠けてきているように思います。

●俺たちやってるぜ BMW

・モバイルデバイスが発展、ネットユーザーもどんどん増えてる。顧客の56%以上が何かをしてほしいと言っている。だから俺たちはやっているぜ。
・2008年。2つのLight House(道しるべ。目標?)を立てた。1.Effecient Dynamics、2.BMW Connected Drive
・ネットで集中管理には良いことが色々ある。盗難車トラッキング機能をつけて、エンジンストップがリモートでできれば保険代だって減らせるはずだ。
・それ以外にカーナビと連携するコールセンター対応も結構前からやっている。
・ヘッドアップディスプレイはいいんだけど、気が散るよね。
・後ろセンサーつけて、車線変更の際に注意を促したりもできるよね。
・?????。iPhoneをUSBでつなげる。My City Way
・ドイツ2012年LTE91%、USA2015年。どこに行ってもネットにつながる。

→ ふと気になったのですが、LTEってこれまでと具体的に何が違うんだろう。

俺たちはAUTO SAR、GENIVI とかやっている。

→ 探したらこんな記事が
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111129/375202/?ST=oss&r4
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1102/14/news036.html

●ビックビジネスどんと来い IBM

Building a smart Planet

→ 最近Smartばやりですが、星です。かっこいいですね。勝とうと思うとGalaxyしかありません。

The world become flatじゃなくbecome Spiky

→ Spikyって何だろうと思ったら、とがっているという意味のようです。平坦になってないよとがってるよと。何と何を比較してるんだかよく分かりませんが、Richard L. Florida という人が唱えているようです。

1950年には83しかなかった、100万人以上の都市がもう476都市もある。
World become Instrumental,Intterconnected,Intteligent

→3つのIだそうです。

SMART in-car

→車を全部つないでしまうと、社会全体で色々なインフラを考え出す事ができるよと。都市の中心部に長くいる程累進課税されるとか、色々な事ができるぜと。
他にも

・スマホでシート位置調整
・車を見つけることができる
・自分の運転状況を確認できる?
・Shared transport 自分の移動を他人に売る(相乗り
・Parker 駐車場の秋情報共有
・AVAQUS - data mining
・センサーの統合 intelligent operator
Mobillity Service Platform がきっと産まれてくるのだと仰っていました。
俺たちにはなんでもできるぜと。さすがIBMです。
そして事例をいくつか紹介されてました。
・Rio de Janeiro オリンピックとワールドカップに向けて街の効率化を図っているそうです。
・Chicago カメラをあちこちにつけて、bigdataの分析をしているそうです。事例として、変な規則性を持って動いている車を発見して捕まえてみたら爆弾犯だったそうです。
・NYC システムを導入して人員を3000人削減したとの事。未確認。

で、時間切れになりこの辺で帰ってしまったのですが、
その後のパネルディスカッションなどを中継で見ていた雰囲気で言うと、技術的な要素はもはや出尽くしており、掘っていけばそれを良くしていける事もみんな分かっていて、でもみんなで共有できるビジョンが今ひとつ無いんだなあというのを感じました。

モーターショー本館の方では、トヨタがドラえもんを中心としてどこでもドアを置き、日産のブースでは音楽と共にお姉さんがくるくると回り踊っていました。楽しそうな雰囲気明るい未来を描こうとしているのかな?とは思うのですが、「世界はクルマで変えられる」と言いたいんだとすると、ちょっと物足りない感を感じました。

そして、スティーブ・ジョブスがあのまま生きていたら、iTVの後はiHouseで、iTownで、最後はiPlanetまで行ったりしたんだろうかと妄想しながら帰ってきました。

以上。