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Windowsエクスプローラをちょっと便利に(その1)

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Posted in Lab. By antsinc

Flashで制作していると、ライブラリにPNGファイルやJPEGファイルといった画像リソースが大量に保存されます。場合によってはMP3ファイルやMOVファイルといった音声/動画をFlashコンテンツ内で利用するために保存しているかもしれません。このようなリソース ファイルは制作過程で複数のバージョンが発生し、実際の最終形の数倍のファイル数を1つのフォルダに管理せざるを得なくなる、といったこともまれではないでしょう。

そこで今回から、Windowsに標準のファイラである「Windowsエクスプローラ」でこれらのリソースを管理するための小技をいくつかご紹介していきます。

TIP 1:画像ファイルのサムネイル表示を素早くする

まずは、エクスプローラで画像をプレビューしつつ表示を素早くする方法をご紹介します。

Windowsエクスプローラのフォルダ ビューでは、表示モードを[縮小版]あるいは[並べて表示]に設定しておくと(Windows XPの場合)、フォルダ内のファイルのサムネイルを生成します。またWindowsのデフォルト設定では、フォルダ内の全ファイルのサムネイルがthumbs.dbファイルにキャッシュされます。Windowsがこのサムネイルを生成するプロセスは次のような順番です。

  1. フォルダ内のファイルを順番に読み込む
  2. 読み込んだファイルのうち、レジストリのHKCRにフィルタが登録されているものについてはフィルタにデータを渡してサムネイル画像を生成する
  3. 読み込んだファイルのうち、フィルタが登録されていないものについては拡張子に関連付けられているアイコンを指定サイズでレンダリングする
  4. サムネイル画像とファイル オブジェクトの情報を表示する

ここで問題にしたいのは、例えばピクセル数の大きい画像ファイルを縮小版モードで表示する際に、必ずその巨大な画像ファイルを全部スキャンしてしまうということです。画像のピクセル数が大きい(つまりビットマップ時にデータが大きい)画像であれば、それだけフォルダ内のオブジェクトを表示するまでに時間がかかることになります。1つのファイルだけをスキャンするのであれば問題にならない程度の所要時間ですが、前述したように制作時に複数作られるバージョンについてそれぞれスキャンされるわけですから、制作中のストレスを増大させてしまいます。

実は、サムネイルを表示することにはそれほどのCPUパワーは使われていません。Pentium4クラスのCPUを搭載したPCであれば、サムネイル画像のレンダリングよりも、ストレージからの読み出しとサムネイル生成にCPUパワーを浪費しています。そこでサムネイル生成時のパラメータをカスタマイズしてパフォーマンスを向上させてみましょう。

Windowsエクスプローラの挙動はレジストリによって定義されているのですが、レジストリを直接regeditなどで編集するのは危険なので、ここではマイクロソフトの無償ツール「TweakUI」をPowerToysダウンロード ページから入手しましょう。

■PowerToys for Windows XP[英語]
http://www.microsoft.com/windowsxp/downloads/powertoys/xppowertoys.mspx

上記ページからダウンロードしたEXE形式のインストーラを起動してインストールします。[スタート]メニューの[プログラム]にできる[Windows XP PowerToys]-[TweakUI]を起動します。

■TweakUI起動直後

TweakUI起動直後

左ペインにあるメニューから[Explorer]を開き、さらに[Thumbnails]を選択します。

■サムネイル生成パラメータ

この画面の右ペインの上から[Image Quality]スライドバー(画質をLowにすることにより、サムネイルのキャッシュも小さくなります)と、[Thumbnail]欄のピクセル数を設定することでパフォーマンスを調整しましょう。画質の設定では、最も低画質なLowにしてもまったく遜色ありませんでした(多少JPEGノイズが気になる場合もありますが、サムネイルとしてなら問題ありません)。また、ピクセル数の指定ではデフォルトで96に設定されていますが、最小32ピクセルから最大256ピクセルまでを指定できます。これはご自分のディスプレイ環境に合わせて画像の中身を識別しやすい設定にすればよいでしょう。