Flashムービーを透過してデスクトップに表示するGIZMOを開発しているantsですが、3Dのモデルをデスクトップに表示する実装を行いました。まだまだ実証実験レベルですが、皆様のご意見などいただければ思っております。まずは実験段階のバイナリを使ってみていただければと思います。
1. インストール
- ■GIZMO 3D(仮称)実験バイナリ
- gizmo3d061019.zip
このファイルには、GIZMOに対し3Dモデル表示機能を拡張してあるプログラム(gizmo.exe)と3Dサンプル ガジェットを同梱してあります(残念ながらWindows版のみです)。GIZMOの使い方については、GIZMO beta for Windowsを参照してください。
インストール作業は特に必要ありません。ダウンロードしたファイルをWinZipなどで任意のフォルダに伸張し、gizmo.exeを実行してください。このサンプルを動作させるためには、GIZMO標準のライブラリが必要なため、GIZMOコミュニティからダウンロードしてインストールしておいてください。ただし、GIZMOと同時には実行できません。またこのプログラムの動作には、DirectXランタイムが必要です。もしDirectXランライムのバージョンからエラーが表示される場合には、マイクロソフトからダウンロードしてインストールしてください。なお、Windows XPおよび2000での実行を確認しています。
- ■DirectX 9.0cランタイムのダウンロード(マイクロソフト)
- http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0a9b6820-bfbb-4799-9908-d418cdeac197
2. 3Dサンプルガジェットの遊び方
このサンプルは、3Dモデルを表示してユーザー操作によって位置などをリアルタイムに変更するガジェットです。まずはスクリーンショットを見てみましょう。
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右側の操作を行う部分が親レイヤーで、GIZMO標準版と同様の方法で作成されています。左側の部分が3Dモデルで子レイヤーになっています。画像の番号に合わせて以下のような機能操作ができますので、ぜひ試してみてください。
① | モデルの移動/回転 |
② | カメラ位置の変更(注視点は変更されません) |
③ | モデルのフレームの表示切り替え |
④ | アニメーションのON/OFF |
⑤ | 位置情報の表示 |
⑥ | 位置情報のリセット |
切り替えられるフレーム名 | |
Frame1_Layer1 | この名前を③に入力し、ON/OFFのボタンで切り替えることができます。 |
有効なアニメーション名 | |
AnimationSet_monitor1 | この名前を④に入力して、アニメーションを有効にすることができます。 |
AnimationSet_monitor2 |
ダウンロードしたファイルを伸張したフォルダにあるgadget\sample\model.xファイルを、手元にある任意のXファイル(DirectXのモデル データ)と置き換えてみると、いろんなモデルが表示してみることができると思います。
今回はここでいったん終了します。後編では、ガジェットの作り方やサンプル データの用意のしかたなどについてご紹介する予定です。