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Windowsエクスプローラをちょっと便利に(その2)

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Posted in Lab. By antsinc

Flashでの制作中、大量に作成したPNGファイルやJPEGファイルといった画像リソースの管理をどうしようか、と悩むことがあります。特別なファイラなどの画像管理ツールをインストールする(ましてやこの種の外部ツールをいちいち起動する)のは面倒なので、Windowsエクスプローラをカスタマイズしてしまいましょう。今回は、たくさんのメディア ファイルを含んだフォルダの展開スピードが素早くなる小技を紹介します。

TIP 2:メディア ファイルのプロパティを一覧で非表示にする

Windowsエクスプローラは、MP3ファイルやJPEGファイル、AVIファイル、MPEGファイルといった多様なメディア形式のプロパティを一覧に表示する機能を持っています。これは、フォルダに含まれるファイルを列挙する際に、拡張子やファイルに内部的に保存されているメタ情報を取得するフィルタが呼び出されているためです。実はファイル形式にもよるのですが、動画系のファイル形式の場合、多くの対応するフィルタはファイル全部を走査します。そのため、例えばファイルの内容に欠損があったり、フィルタ自体にバグがあったりすると、Windowsエクスプローラの表示速度が著しく遅くなります。また、動画系ファイルはテキスト ファイルや画像ファイルとは比較にならないほど巨大になるため、フォルダの中身を全部コピーするのと同じくらい待たされる可能性すらあります。

■Windowsエクスプローラのプロパティ表示
Windowsエクスプローラのプロパティ表示

ファイルの内容は、たいていの場合、ファイル名を見れば判別できます。なので、メディア ファイルを大量に扱う必要のあるPCでは、プロパティの表示を止めてしまいましょう。手順としては次のような作業となります。

  1. Windowsエクスプローラのフォルダの右ペインの項目名を右クリックし、拡張プロパティを非表示に設定する
  2. フィルタとして登録されているDLLファイルを登録解除する

Windowsエクスプローラの表示プロパティをカスタマイズ

まず、Windowsエクスプローラのフォルダ表示自体をカスタマイズしていきます。たくさんのメディア ファイルが置かれているフォルダをWindowsエクスプローラで開きます。Windows XPでは表示モードを[詳細]にしておきましょう。自分の好みで構わないのですが、Windowsエクスプローラ上で最低限ファイル名以外に一覧に常時表示させておきたいパラメータのみを表示するように設定してしまいます。右ペインの項目上で右クリックすると、表示できるプロパティが一覧されるので、ここでチェックを付けたりはずしたりして設定しましょう。もし一覧に表示されていないプロパティを調整したい場合は、プロパティ一覧で[その他]を選択します。この設定画面を抜けると、表示がすぐに反映されているはずです。

■表示プロパティの設定
表示プロパティの設定

表示されるプロパティはこの画面で設定すると簡潔になりますが、Windowsエクスプローラは内部的にメディア ファイルを全部走査している状態です(非表示になっただけ)。このままではフィルタ経由でファイルを読んでしまうので、次の作業を行います。

メディア ファイル用フィルタの登録解除

そこで、次にWindowsエクスプローラから呼び出されているフィルタのDLL登録を解除しましょう。コマンド プロンプトを起動し、次のように入力します。


C:\>regsvr32 /u %SystemRoot%\system32\shmedia.dll

無事レジストリ登録が解除できると、次のようなダイアログが表示されます。

■DLL登録解除成功のダイアログ
DLL登録解除ダイアログ

これで、設定前とは見違えるような速度でフォルダ内のファイルが列挙されるようになったはずです。ちなみに、レジストリ操作はレジストリ エディタで直接行わなくてもシステムが不安定になる可能性があります。そこで、もしPCの調子が悪くなった場合には次の操作をコマンド プロンプトから行ってDLLを再登録します。


C:\>regsvr32 %SystemRoot%\system32\shmedia.dll

上記コマンドを実行してレジストリへの再登録が完了すると、次のダイアログが表示されます。

■DLL登録成功のダイアログ
DLL登録成功のダイアログ